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「氷室の里」を通って

「京見峠」 「氷室の里」 「盗人谷」
其々の地名に惹かれて歩いてみたくなりました。

京都の北、鷹峰は、悟りの窓で有名な「源光寺」や「光悦寺」が。
その「光悦寺」の先にある「長坂道」から入りましょうか。

長坂道の入り口

ここから、「京見峠」までは、傾斜の強い坂道。
前屈みで歩くような姿勢で窮屈。
それに・・・車が通る舗装道路なのですもの、少しガッカリです。
それでも、せっせと峠の茶屋へ向かいましょう

「京見峠」は若狭や丹波からの旅人が初めて京の都を見下ろせる場所で
この名前が付いたのだとか。
そして、これから向かう「氷室の里」は四方を山に囲まれ、
春は遅く、夏でもひんやりの里。
幾つかの氷室でできた氷を禁裏に献上しに運んだルートでもあるとか。
ふうぅー、峠の茶屋が見えてきました。

「京見峠」

峠の茶屋

着いたのが早かったせいか、まだ営業準備中の茶屋でしたが、
店内を見せていただき、時代劇に出てくるようなお道具類に眼を見張り、
しばしの間、タイムスリップ気分。
茶屋の前の縁台で一休みしましょうか

あー、やっと舗装道路から分かれて杉木立の中の道。
登り、登りの連続も、木漏れ日の美しさに風の清らかさが
キツサを半減してくれていますもの、頑張れ!ですね。

山里の集落が見えてきました、あそこが「氷室の里」
なあ〜んにも無い。いえ、あるのですよ。
民話に出てくるような日本の村景色が。

刈り取られた稲束   ススキの原

氷室の里 1   氷室の里 2

石地蔵   氷室神社

あぜ道に坐り
風に揺れるコスモスと赤とんぼ
刈り取られた稲田に杉林を背景に拡がるススキの原
「心地良さ」その空気にスッポリと包まれてしまったようです

「満樹峠」への道を聞いた里の老人に、
「鹿が多いからな、今の時期。気いつけてな」と教えられ・・
出合ったら、鹿は道を譲ってくれるのでしょうか・・・

急斜面の山道に入ると、苔生した丸太の道が延びているけれど
ギギギーと足を置くたびに折れるのではと冷や冷や。
きれいです!苔が光を浴び、輝いています!

杉林の山道へ 丸太の道

峠って、山の上にあるのだと思っていたのですが、
急な山道を登ったのですから、当然下りになるのですよね。
足にブレーキをかけながらの斜面下りは、膝がガクガク
ここ、ここが「満樹峠」。ここが「十三石山」への上り口

満樹峠

山の中のシダ群生

十三石山への道 十三石山の頂上

頂上からの展望

そう、降りたのですから、また登るのです。
シダの群生の美しさに声を上げ、
倒木を飾る苔の見事さに見惚れながらの山道は、
辛さよりも新発見で、ときめいてしまうのです
山頂で、食事をしているご夫婦とご挨拶。
ちょうど反対の「盗人谷」からのコースで歩いてきた二人。

ええー!本当ですか?
彼らが「盗人谷」を歩いていた時に、
両側の木立を木から木へとサルの集団が
飛び交いながら追ってきたと。
落ちていた太い枝を振り回しながら抜けてきたって・・・

これから「盗人谷」へと向かうのですよ。
そこを通らなければ帰れない・・・



一度「満樹峠」まで戻り、そこからは足場の悪い下り坂。
道は細く急斜面だし、小石で滑りやすい。おっと!危ない!
あの二人はこれを登ったのですね。
足元を気にしながらも、
光と風の創る影絵のような木立模様に感動です
鳥の声に混じって水音が聞こえてきました。

待って!!違うわ!
ギヤァー ギ、ギヤァー!! サルの声?
右側の木立の中。え!左側からも。
「侵入者だ、みんな気をつけろ!」なのか・・・
「侵入者だ、みんなでやっつけろ!」なのか・・・
姿は見えないけれど、完全に包囲されている!!
サルの声は、どんどん大きく近く聞こえてきます。
緊張感と恐怖感は喉元まで迫上がりです。

私、怖気づいています。

とにかくこの場を抜け出したい一心で、
まるで飛ぶように急で滑りやすい坂道を駆け下りたのですよ。
よく、転がらなかったと・・・
よく、足がアレだけ速く回転したと・・・
「盗人谷」の木橋に辿り着いた時には、心身ともにヨレヨレ
いつしかサルの声は去り、鳥の歌声に変わっていたのですが
せせらぎの水の冷たさに、やっと平常心

山の中ですもの、
サルだけでなく他の動物だっていて当たり前です。
彼らの居住地へ入り込んだのですから、
脅かされても文句は言えませんね。ごめんなさい。

「盗人谷」の木橋 1  「盗人谷」の木橋 2

せせらぎ

怖い思いはしたけれど、
山への山歩(さんぽ)、
たくさんの【自然の美】をいただきにまた行くのでしょうね

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