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鴨川の一滴が・・・

空には一面に白い雲。
時折その雲の間から顔を覗かせる太陽のこんな日は、
涼やかさと木々の緑に出会えるお寺へと行くことに。
鴨川に沿って北上。
ええ、鴨川の源流にあたる場所へと向かっているのです。
右に行けば貴船や鞍馬。左の「雲ガ畑」方面にと走ります。

川と山に挟まれたクネクネの狭い道に木漏れ日が美しい。
路肩に停まる数台の車。川のほうから昇る紫煙。
この河原は降りれるのだわ。
だって、下ではバーベキュウをしているに違いないですもの。
降りる場所は・・・太い鉛管の上にかかった橋。
早速、車を停めて崖を這い降りていったのです。

鉛管の橋 気持ちよい河原

ゴロゴロと石が重なる中の川辺では何組もの家族や仲間同士が、
お肉を焼いたり、お魚を焼いたり。その匂いに・・・お腹がグーって。
水は冷たくて足を浸した時の気持ちの良いこと!

ちょっと寄り道をしてしまいましたが、
これからの2箇所が今日の目的地。
もう少し奥地へと川に沿って走りますね。
「蛍谷」の木橋が木立の間から見えてきました。
車、停めて!
あの橋を渡り河原へと降りて行きたいの。

「蛍谷」の木橋

木橋 2 水遊びのWanちゃん

川の流れに乗って吹く風はちょっぴりミスト。
魚釣りをする子供達、水遊びをするワンちゃんもいれば、
思い思いのスタイルで寛ぐ大人達のゆったりした顔。
岸辺の岩に座って、私もしばらく水音と光を浴びさせていただこう。
あー、動くのが嫌になってしまうほどの心地良い時間

行きましょうか、山のお寺に。

「志明院」への道

この苔生した階段を上れば「岩屋山・志明院」
3年ほど前に、初めて訪れた時に軽い衝撃を受けてしまったのです。
山門の前に立ち、時の流れが止まっているかのような錯覚。
静寂と、妙な例えですが深遠さに惹かれて、
それから何度となく訪れる場所の一つに。

昨年は、このお寺の後ろ側に当たる、
比叡山よりも高い山・桟敷ガ岳を山歩。
それなりに険しく難所も多かったけれど、
それに代わる素晴らしい自然の織り成す姿をプレゼントしていただけた

山百合 「桟敷が岳」への登山道

「志明院」山門

役の行者が650年に草創。
その後淳和天皇の命を受け弘法大師が再興をした、
日本最古の不動明王顕現の神秘霊峰なのです。
お寺には宿坊があり、そこで司馬遼太郎氏が
執筆のために滞在していた時に、
「この山、この寺には“もののけ”を感じる」と。
そして、宮崎駿氏に“もののけ”のことを話し、
そこから「もののけ姫」が生まれたとか。

“もののけ”がどういうものか・・・わかりませんが、
霊能力など全くない私でも“気”のような空気を感じるのですよ。
うう〜ん、妖怪だの霊だのとは違うと思う。

ごめんなさい。この山、この山門をくぐると修行の場。
なので、カメラは持ち込めないのです。
パンフレットから不鮮明ですが少し撮って見ました。

パンフレットから

飛龍の滝

護摩の岩屋

山門から続く苔の美しい階段の先が本堂。
その左手の坂を上ると「飛龍の滝」。
この山に降り注ぐ雨が地下を通り鴨川の流れを生むのです。
この洞窟に滴る一滴、一滴が鴨川の源流。
弘法大師は三密の秘法をここで修められた。
洞窟の中に入ると、ひんやりとした冷気が漂っているの。

歌舞伎18番「鳴神」は、ここが舞台だそうですよ。

大きな巨岩の間の坂道をもっと上ると「護摩の岩屋」が。
役の行者、弘法大師、鳴神上人が護摩のために立てこもった岩屋です。
すごーい巨岩をくり抜いた場所に圧迫感さえ覚えるけれど、
修行の方々は意に介さないのでしょうね。
洞窟の右奥には菅原道真公が彫った石仏も祭られています。

4月の終わりごろかな・・・
この山が石楠花で色彩溢れるころ、
ここで護摩の法要がおこなわれるのです。

そう、そう、頂上付近の石楠花の林は、
京都市の天然記念物に指定されているわ。
ここを通り過ぎて、更に上ると、清水の舞台のモデルとなった、
あの舞台造りの上に「根本中院」。

お見せしたかった岩肌や、石段・・・
修行の場では、撮影禁止。仕方ないですね。
ご自分の眼で、耳で、肌でこの古刹を味わっていただかないと。

観光客も殆んど知らない「岩屋山・志明院」。
この静寂を保つためにも、20人以上の団体客は拒否。
ただ・・・・アクセスが・・・
最後に、宿坊の写真をご紹介しておきますね。

清らかな鴨川の源泉の川で緩やかな時間を、
止められた時間をさまようようなお寺でのひと時に
心の中に爽やかな風を吹かせて帰ります。

お寺の宿坊  宿坊 2

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