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山の奥地の廃村

新緑の沢道

最初の峠「ダンノ峠」     山の中の目印

昨年からズーット行きたかった場所なのです。
奥深い山の中の廃村ーー「廃村八丁」
鞍馬の山のクネクネとした坂道を下り、山を越した山里がその入り口。
多分・・・5〜6時間は山の中を歩きますが、付いてこられます?
いきなりの急勾配の山道を登って着いた「ダンノ峠」。
ここでももう標高は770m。ゼイゼイと呼吸は荒かったのですが、
その先に拡がる柔らかい緑の新緑を吹いた木々に誘われて、
山の中へと入っていく気力が復活。
始めて入る山でもそのルートは
木や、木の枝に付けられた赤or黄色のテープにリボンが道案内を。
探すのですよ!次の目印は何処?って。

傾斜度70度の木の根道 石楠花が咲く山道

すごーい!この坂道を下るわけ? 
傾斜度は70度くらいもありそう!!
木の根が地表に縦横無尽に広がり素晴らしいけれど、
転がった方が楽なのではと思うほど。
やれやれ!無事にまだましな道に。
そこは、左右に石楠花が咲き乱れて・・・緑とピンクのコントラストが!!
この花たちを愛でるのは鳥さん達と風?
うわぁー、次はこれですか?朽ちかけたような梯子が・・渡るの?
岩に張り付くようにして、一歩一歩踏み出すのですよ。
下にはきれいな谷川が・・・もうすぐ、「刑部の滝」に着くころ。
そこで休憩をとりましょうか?滝の水音に聞き惚れながら。

梯子の渡る崖道   不思議な木の根

「刑部の滝」

枯れ大木と新緑

とっても、とっても心惹かれる一場面でした。
プツリと折れた悲しげな大木の周囲には、新しい息吹きの鮮やかな緑。
この大木だって、きっと緑の葉を纏いたかったはず・・・どうしたの?

さあ、急な沢を登り詰め、再び下れば廃村が。
足、大丈夫ですか?

「廃村八丁」のプレート

明治時代に炭焼きを職として、
この山奥の山中を開墾して、僅か5戸が居住を始めたとか。
勿論、電気・ガス・水道なんてありません。
澄み切った谷川・爽やかな空気・満天の星空に恵まれているとはいえ・・・
近くの里の民家からは、今やって来た凄い道を3時間弱。
昭和8年の冬の豪雪で全く孤立し飢餓状態の上、病人までもが。
あまりの過酷さに昭和11年、4戸が村を離れ、
16年に最後の1戸も。廃村です。
今は、その村の名残は住居を分けていた石垣だけに。
広く、平たくなったその場所の、その石垣に坐り
側の谷川の流れる音を聴いていたら・・・切なくなってきてしまいます。
どんなに厳しい生活だったのでしょうか。
こうして休日の一日に訪れるのとは分けが違う。
365日、何年もの繰り返し。ここで生まれ育った子供達・・・

村の名残の石垣 村の名残の石垣

沢の急な登り 緑のディスプレイ

あー すっかり感傷に浸ってしまって・・・・
これから先はまだ長いのに。
メチャクチャ急な沢登りに、足がヨレヨレ。どっちの足を出すのかも・・・
その疲れを癒すかのような、山の精たちが創った造形美、きれいでーす!!
まだ?山頂はまだなの?これって登山?
いいえ、私は今、山歩(さんぽ)の最中なのですよね。
もうすぐよ!あそこの上は木が途切れて明るいですもの。

「品谷山」の山頂。標高880m。
ここまでは、ただただ沢を登り、山道を登りづめ。
山頂での一休みは、太陽と清らかな風のおもてなしを受けてご満悦。
これからは、先ほどの「ダンノ峠」まで、
いくらかのアップダウンはあっても下り、下りの山道。

「品谷山」の山頂 尾根からの眺望

お疲れさま!!
尾根を歩いて新緑の木立の中に再び戻ってきました!!
6時間弱を山の中で
木々の緑に触れ合い、鳥の声に励まされ、人知れず咲く花に囲まれ、
谷川の沢で水と交わり、廃村の悲哀を感じ・・・
その場面、場面を受け取らせてもらうことだけで、
他のコトは何も考えていない時間を過ごしたことが、
気持ちの疲れを全て振り落としてくれたようです。
(ただ・・・足はかなり疲労しているはず。明日、筋肉痛よ。覚悟して!)

前回と今回、気軽に「では、行ってみよう!」と
お誘いできる場所ではなかったけれど・・・
こんな休日もいいでしょう。

心に残せる新緑の木立を、もう一度!!

新芽の息ぶき

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